アクセシビリティ - コグニティブ・アシスタント


コグニティブ・アシスタント

IBM東京基礎研究所では、IBMリサーチが提唱するコグニティブ・コンピューティング研究の一環として、障害者・高齢者のモバイル端末利用や生活環境・仕事環境の向上をサポートする様々な「コグニティブ・アシスタント」の研究開発に取り組んでいます。「コグニティブ・アシスタント」とは、一言でいうと「身の回りの物事の理解を手助けしてくれるコンピューター」のことです。各種センサーを内蔵したモバイル端末の普及、音声認識技術や画像認識技術の精度向上により、インターネットのような情報空間の枠を超え、コンピューターが日常世界を認識できるようになってきました。また、いわゆるビッグデータ解析技術の進歩により、コンピューターは人間の知識を補完する有力なパートナーとなりつつあります。それらの技術を組み合わせた「コグニティブ・アシスタント」は、障害者や高齢者の感覚機能、身体機能、認知機能を補い、新たな形の社会参加を生み出す力となるはずです。

 

モバイル・アクセシビリティ

機械学習を応用したマルチタッチ操作解析により、モバイル端末利用への習熟の度合いや「つまずき」を検出し、適切なタイミングで適切な助言を提示する技術の研究開発をおこなっています。また、基礎的なアクセシビリティ調査や遠隔講習システムの開発にも取り組んでいます。

生活環境のアクセシビリティ

街の中や施設内を移動する視覚障害者が安全に目的地へ辿り着き、また適切に周辺状況を理解するための屋外・屋内ナビゲーション、健康的な食生活への助言を提供するスマート・テーブルなど、日常をサポートする技術の研究開発に取り組んでいます。

仕事環境のアクセシビリティ

聴覚障害者の会議参加を可能にするリアルタイム書き起こしシステムや、高齢者や肢体不自由者が遠隔から身体動作をともなう協調作業をおこなうためのテレプレゼンス・ロボット技術など、新たな形の就業を可能にするオフィス環境の研究開発に取り組んでいます。

モザイク人材検索システム

様々な経験に裏打ちされた知識・技能と多様な個性を持つシニア人材(元気高齢者)を社会のニーズとマッチングするための機械学習を応用した人材検索システムの研究開発に取り組んでいます。東京大学廣瀬・谷川研究室との共同研究です